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俗に言う「ママタレ」が増えている昨今の芸能界。

芸能界で活躍するママタレには、ママとして育児について「そうそう!そういうところで悩んでいるの!」と共感できる部分がある一方で産後も変わらぬ美しさに「私はママとして努力不足?」と不安になることも…。

テレビで活躍する多くのママタレは産後太りとか、産後の体型変化なんて全くなかったかのように美しいプロポーションを保っています。

そしてそうしたママタレ達は口をそろえて「母乳をあげていたら勝手に痩せた~!」と言います。

では、母乳育児をしていなければ産後に痩せることはできないのでしょうか?また、母乳育児さえしていれば、産後に美しく痩せることが勝手にできるのでしょうか?

今回は母乳育児と産後のダイエット(痩せ)についてのお話です。

有名人は「母乳だけ」で痩せているわけじゃない!

冒頭で、芸能界で活躍するママタレのことを例に挙げましたが、はっきり言うと、ママタレさん達は母乳育児だけで痩せている人は1人もいません。

確かに、母乳育児はママの血液を母乳に変えているので、通常以上に食べても太りにくかったり、通常通りしか食べていないとママが栄養不足になって痩せることはあります。

しかし、多くのママタレ達のように「美しく痩せる」ためには母乳育児だけでは難しいのが真実です。

彼女たちは通常のレベルより「美しくあること」「可愛らしくあること」が仕事のうちです。

ですから、産後に復帰を考えているのであれば、妊娠中からいかにプロポーションを崩さないでいるかとか、産後は復帰の時期に合わせてしっかりトレーニングや食事での調整をしています。

もちろんそこにはダイエットやトレーニングのプロの指導もしっかり入ります。

けれど、そうした「一般人にはなかなか難しい」ことをしていると表に出せば、ママの共感を得ることは困難になりますから、ほとんどのママタレは陰での努力は公表しません。

言ったところで、ちょっとしたサプリを飲んだとか、効果的なヨガをしたとか、一般のママにもできる程度のことしか言わないでしょう。

以上のことを踏まえて、知っていてもらいたいのは、産後のダイエットに関して、芸能人のママタレのように美しく痩せるのは母乳育児だけでは無理、ということです。

ただしこれは「美しく」痩せることについて、です。

母乳育児をすることで、みるみる痩せていった…というママは一般人にも多くいますので、そうした人たちとは区別をして考える必要がありますよ。

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産後の「痩せる時期」は人によって違う?

母乳育児は事実として、産後の痩せには効果的ではあります。

しかし、完全母乳で栄養も整った食事をしていて、さらに通常の1人分くらいしか食べていなくても、ほとんど痩せないという人もいます。

母乳育児をしていて、食べても食べて太らないという人がいる一方で、同じ母乳育児でも妊娠前の体重に遠く及ばないという人もいるのです。

この2つのタイプの違いが何かというと、実は正解は「睡眠」だったりします。

母乳育児をしていてもなかなか痩せない人というのは、そもそも「睡眠の最中」に痩せやすい人だったりするんですね。

つまり、ちょこちょこ睡眠しかとれない授乳期にあっては、こうしたタイプの人は痩せにくいということ。

母乳をあげているので太ることは少ないですが、それでもこういったタイプの人が本格的に痩せていくのは、授乳が落ち着く産後6ヶ月以降だったり、卒乳してからということも多いのですよ。

逆に、授乳期に食べても食べても太らない!という体質の人は、授乳が落ち着いたり、卒乳する頃になると、「たくさん食べること」がクセになっていたりして、卒乳してから太りやすくなるので注意が必要です。

1番大切なのは母子ともに健康的に過ごせること

母乳をあげていれば痩せる確率は上がりますが、だからと言ってもっと痩せたい!と食事を減らしたり制限することがあれば、授乳期のママの体はすぐに悲鳴をあげてしまいます。

授乳期のママは、ちょっとでも栄養不足になると、ママ自身の体の色々な組織から、授乳に必要な栄養素を持ってこようとするのです。

例えばカルシウムが不足すれば、ママの骨からカルシウムを持って行こうとしたり……。

骨のカルシウムがなくなっても、ママ自身はすぐに気が付くような自覚症状がないので、なかなか自分の生活を改善することができません。

けれども、子育ても佳境にさしかかる頃、ママが更年期を迎えるくらいになって、授乳期の無理は身体にしっかり症状として出てきます。

それは「骨粗しょう症」。

骨粗しょう症はひどければ咳をしても身体のいずれかの骨が折れることもあるので、女性は普段から積極的にカルシウムを十分摂る必要があるんですね。

特に授乳期の女性は普段よりも多くのカルシウムを必要としている体です。

こうした時期に、体型やダイエットのことを優先して、ママ自身の食事を疎かにすると、上でご紹介したような惨劇が将来待っていることになります。

産後の体型戻しや、体重の減少に関しては、女性であれば誰でも気になることであるのはよくわかります。

ただ、この時期に無理をすることで、あなたの将来が暗くツライものになるのは嫌ですよね。

あなたの大事な赤ちゃんだって、将来、ママがツライ思うを長くすることになるのは悲しみますよ。

産後のママが先ず考えるべきことは、自分の体の回復と健康、そして赤ちゃんが健やかに育つことです。

母子ともに健康で笑顔の多い日々を過ごせることが、ダイエットより体型より一番大事で「人生の基礎」になることですよ。

ダイエットは落ち着いてからでもできるので、できたら授乳中の期間くらいは、母子の健康に向き合って、栄養たっぷりの母乳を赤ちゃんにしっかり飲ませられることに気を遣ってみてくださいね。