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母乳が出づらくなる時間帯

母乳の分泌量は24時間常に一定ではありません。

人間ですもの、体内のホルモンバランスは1日の中でも変わりますし、いつも一定量の母乳ができるようにはできていません。

しかし、多くのママは夕方~夜にかけての母乳の量が「明らかに少ない」気がして、ミルクを足したりして何とか赤ちゃんのお腹をいっぱいにしてあげようと四苦八苦しています。

今回は母乳の量と時間帯、そして「本当は大事な夜間授乳」についてご紹介します。

母乳の量と2つのホルモンの関係

母乳を生成し、押し出すためには「プロラクチン」と「オキシトシン」の2つのホルモンが必要です。

中でもプロラクチンは母乳を作るためにとても大切なホルモンで、体内で生成されるのは夜中が最も多くなっています。

このホルモンをたくさん出すために、赤ちゃんは夕方~夜にかけてグズることが多くなり、頻回授乳をすることになります。

赤ちゃんが夕方~夜にかけておっぱいを吸ってくれることで、ママの脳に刺激が伝わり、夜中にプロラクチンがたくさん生成されるようになります。

このプロラクチンの生成のおかげで、翌日からの授乳にたっぷり新鮮なお乳をあげることができるようになるのです。

たまにはママの疲労をとるためにも、ミルクでパパにお世話を頼むことがあっても全然構わないですが、母乳が出ているとか、もっと母乳量を増やしたいと考えている時は、夕方~夜にかけての頻回授乳を頑張ると徐々に母乳量が増えていくはずです。

母乳の量が減る時間帯ってあるの?

ここまでにご紹介してきた通り、夕方~夜にかけては1回の授乳量が少ないとか、赤ちゃんの疲労で吸啜力が下がるということなどから、母乳量が減ったように感じたりはします。

搾乳をすると夕方~夜にかけては明らかに母乳の生成量が少ないという人もいるかもしれませんね。

ただし、この時間帯に母乳の分泌量が減るのは、赤ちゃんが頻回授乳をしてママの脳に刺激を送り、翌日の母乳の量を確保するために行っている準備作業。

母乳が出ているのに、夕方からの時間にミルクを足して赤ちゃんをぐっすり眠らせてしまうと、次の日から母乳量が少しずつ減っていって、結局ミルクに移行してしまったりすることもあります。

できれば母乳が出ているのであれば、夕方からは頻回授乳で「明日への」母子ともに明日への準備をしてみてください。

母乳の量が少ないと感じる時は?

夕方~夜にかけて、どうしても母乳の量が少ないと感じる時や、赤ちゃんの体重増加ができていない場合などは、助産師さんと相談しながら、ミルクを使って混合育児にすることを考えましょう。

その際も、プロラクチンの量が増加する夜中については、出来る限り赤ちゃんへ授乳する機会を増やし、昼間のミルクを何回か哺乳瓶でのミルクにするようにしてみてください。

母乳量を増やすために何より大事なのは、赤ちゃんがしっかりおっぱいを吸う機会を得ること、そしてその吸啜刺激をママのおっぱいがしっかり受け止めることなのです。

赤ちゃんとママの健康維持のためにも、夜中の頻回授乳は最適なのですよ。

夜中の授乳は母子を救う?

月齢の低い赤ちゃんはまだしっかりとした体内時計を持っていないので、少々夜中に起きていても体調を崩すことはありません。

それよりも、欲しがる時に満足するまでおっぱいを吸わせる方が大事。

ママも実は夜中の頻回授乳が直接の原因となって体調を崩すことはないように、身体が「母仕様」になっているので、極端に無理をし過ぎなければ大丈夫。

赤ちゃんは夜中に頻回授乳を受けることで、徐々に体内リズムを整えるようになり、おっぱいを離れる頃には夜中もぐっすり眠れる子になります。

今はちょっと大変&ツライかもしれませんが、ママの夜中の努力によって、赤ちゃんは健やかに人間らしい生活リズムを手にすることができるようなるのですよ。