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育児中の睡眠不足

出産を経験したママさんたちは、臨月くらいから段々と「眠りが浅くてしっかり眠れない」という経験もしてきたはずです。

これはお腹の赤ちゃんが40分サイクルくらいで胎動を繰り返すことに加えて、産後の授乳サイクルのために体が徐々に「ちょっと寝」でも大丈夫な体になるように変化している証拠です。

では産後、頻回授乳の始まる生後0カ月目~ママたちは睡眠不足でも大丈夫なのでしょうか?

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頻回授乳でどうしても睡眠不足…母乳不足は睡眠不足のせい?

母乳育児を敢行していると、夕方から夜にかけて赤ちゃんがグズる時間が多くなり、夜にまとめて眠るなんてことはできないのが通常です。

赤ちゃんの泣き声が聞こえても全く起きない夫にイライラしつつ、そんな夫を起こさないように静かに夜中の授乳をするママはたくさんいるはず。

でもこんな「ちょっと寝」の生活を繰り返していると、ママの体は負担が重なって母乳なんて出なくなっても仕方ない気がしますよね。

しかし、実際には授乳中のママの体は「ちょっと寝」でもきちんと体力が回復するようにできていて、母乳を生成するホルモン「プロラクチン」は赤ちゃんの泣き声を聞くことでママの体が「内側から」起きるようにできています。

ですから、実は夜にしっかり眠れなくても、ママが「夜の時間の睡眠不足」で母乳不足になることはあまりないのです。

けれども!ここからが大事なのですが、産後、頻回授乳期間のママは「できるだけ赤ちゃんと同じサイクルで生活すること」をベストとしているので、お昼寝ができないのは体力的にもとってもツライのです。

夜にちょっと寝でも良いのは、お昼も赤ちゃんと一緒に「ちょっと寝」ができること前提なわけです。

だから、お昼に全ての家事をこなさなければならない、パートナーが家族作りに協力的ではない家庭のママは、昼間の睡眠がとれずにストレスが溜まり、母乳不足に陥ることがよくあります。

授乳期間に睡眠を取るにはどうしたらいいの?

昔、大家族で暮らしていた日本では、出産した女性は3週間は赤ちゃんと自分のことだけを考えて過ごすように言われていました。

家事やママの身の回りのこと、食事は他の家族がサポートしたのです。

現代は核家族が多いので、こうしたことは難しいお家もたくさんあると思いますが、少しでもママが睡眠時間を確保するために、自治体のファミリーサポートを利用したり、頼れる身内に頼るのは大切です。

自分が産前産後にお世話になったら、その分を自分が誰かを助けられる立場になった時にお返ししていけば良いのですから。

授乳期のママには、基本的には夜の睡眠不足より、昼間の赤ちゃんとのお昼寝の時間をとれる生活が大事なんですよ。