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母乳の出を悪くしてしまう原因の最たるものに「食事」があります。
母乳は血液の加工品であるので、母乳のそもそもの原料である血液を「ダメな血液」にしてしまうと、必然的に母乳の質が落ちたり、出が悪くなったりするのです。
他にも、ママの栄養が偏って、健康維持をするのに精一杯になってしまうと、もちろん母乳を出す余裕はなくなるので、母乳の出は悪くなります。
戦時中のお母さんたちが、子どもは産めても母乳が出なかったという人が多いのは、母親の栄養状態が悪かったことが最大の原因なのです。
では母乳と食事には一体どのような関係があるのでしょうか?
どんな食生活をしていると母乳が出なくなるの?
そもそも論としては、先ず母親の栄養状態が悪くなるような食事をしていては母乳は出ません。
例えば産後、食事の用意が大変ということでパンばっかり食べているとか、逆にお米「しか」食べないような偏った食事を摂っているといくらお米が母乳の生成に良くても、母乳の出は悪くなります。
母乳を継続してしっかり出すためには栄養バランスの整った食事が何より大切なのです。
他には、高脂肪の食事(ジャンクフードや油もなど)ばかりでも母乳の出は悪くなります。
カロリーは高いですし、エネルギーとしては十分なカロリーがあるのですが、高脂肪の食べ物は母乳の質を落とすために、ドロドロして乳管を詰まらせる原因になり、結果としては母乳を物理的に出せない状態にしてしまうのです。
高カロリーの食べ物に関しては、ケーキなどのバターをふんだんに使った洋菓子も乳腺炎になる人が多い食べ物です。
チョコレートも乳腺炎の原因になることが多いので、どうしても食べたいときは少しだけにして決して「食べ過ぎ」をしないようにしましょう。
母乳がスムーズになるための食事とは?
一般的には昔からの和食は母乳の分泌に良いと言われています。
例えば根菜がたっぷりの食事は身体を温める効果もあり、血行も良くするので母乳の分泌には最適です。
日本人の主食であるお米も、やはり日本人が母乳をしっかり出すためには良い食材とされているので、毎食パン食と言う人は、1日1食はご飯を取り入れるようにすると良いでしょう。
この時、玄米だと消化が悪くなりすぐに母乳には繋がっていかないようなので、できたら白米を食べた方が良いということです。
また、エクストラバージンのオリーブオイルはオレイン酸をたくさん含む食材なので、通常の油では乳腺炎になりやすい人は、オリーブオイルに変えて料理を作るのもありです。
そして、甘い物を食べたいときは洋菓子より和菓子の方が絶対的に母乳には優しいおやつです。
できたらふかしイモなどの素朴なおやつがおすすめですが、ちょっとどうしてもがっつり甘い物が食べたい!という時も、おはぎやぜんざいなど、小豆を使った甘味を食べた方が母乳の出を阻害しませんよ。