母乳が出るようにするためには

母乳をたっぷり赤ちゃんに飲ませて育児をしたいと努力しているママの中には、色々と頑張っているのにどうしても思うように母乳が出ず、悩みを深めている人も多くいます。

母乳が出る体になるためにできることはたくさなりますが、あまり思いつめすぎるのも心身に毒です。

ここでは母乳を出せる体にするためにできることをご紹介します。

自分がすでにしていること、まだ未挑戦のことを確認しながら、自分のペースでゆっくりと取り組んでみてください。

体に対してできること

母乳がたくさん出る体にするには、やはり体を「母乳が作れて出せる」身体へと変化させる必要があります。

それには自分でできることや専門家の力を借りた方が良いことなど色々です。

専門家の力を借りる

母乳の出に関しての悩みを取り除くには、先ず助産師さんの指導を仰ぐことが先決となります。

ただ、多くある産科や助産院でも、ミルク育児や混合育児を積極的に取り入れているところもあるので、母乳育児に関して相談をしたいということなら、母乳育児を推奨している産科や助産院に相談をしてみることが大事です。

特に母乳育児を進めていることで、母乳に良い食事作りや効果的なおっぱいマッサージを実践している「実績のある」産院や助産院に助けを求めるのが何よりの近道になるでしょう。

その際、経験者や利用者の声が聞ける施設があれば、その方が安心感は高まりますね。

他にも鍼灸やツボなど、東洋医学での体質改善にトライしてみるのもアリです。

特に鍼やツボなどは授乳中でも危険なく行えるので、骨盤矯正のマッサージなどに通っている人は、その時に母乳の出が良くなるようなツボなどがないか聞いてみるのも良いですよ。

ツボ押しだけなら自分でもできるので教えてもらって自宅でセルフケアをするのに丁度良いです。

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食事など体に摂りいれるものを工夫する

母乳の出る体作りに欠かせないのは何といっても食事。

産後すぐは自分の食事を自分で用意するのは大変なので、ついつい簡単に済ませられる食事をしてしまいがち。

でもそれではママの体の栄養が偏って、せっかく順調に出る予定だった母乳が出なくなることもあります。

できたら周囲に食事の用意を頼める人がいれば良いのですが、もしどうしても無理であれば、パートナーが休みの日に(ママの分だけで良いので)栄養価の高い常備菜を作っておくなどすると平日にバランスよく食事が摂りやすくなります。

他には水分補給で摂りいれるものを水から栄養価の高いお茶にするのもおすすめ。

例えば今まで水分補給をただの麦茶でしていたという人は、タンポポ根が配合されたミネラル分の高いお茶にするとか、身体の巡りがよくなるようなお茶にすると、母乳の出方がサラサラで赤ちゃんの飲みやすい良質のものに変わったりしますよ。

どうしても日常的に特定の栄養分が足りなくなってしまうという人は、授乳中に飲める安心のサプリメントも市販されているので、そうした栄養補給を考えるのも大切です。

心に対してできること

母乳育児を続けるために大切なポイントは、身体のバランスを整えることと同じくらい、心のバランスを整えることがあります。

特にストレスと疲れは母乳育児を進める上では天敵になるので、できるだけストレスフリーな時間を持てるように工夫をすることも大事です。

周囲の人へ協力を仰ぐ

出産後のママがストレスを感じる割合の高いことに、「夫の考えがなかなか変わらない」という点があります。

女性は妊娠がわかったから、出産までずっとお腹に赤ちゃんを宿していたので、親の自覚を10か月かけて養っていますが、男性は産まれた我が子を見て初めて、妊娠と出産お事実を「本当なんだ」とリアリティを持ち始めるのです。

つまり、親として本当に意識し始めるきっかけが女性とは異なるために、さらに自分自身では子どもを持つことに痛みなどを伴っていないために、なかなか親としての自分という自覚を持つことができないままになっているのです。

この点が女性と異なり、女性は「子どもが生まれたのに何でいつまでも以前のままなの?」とストレスを感じやすいんですね。

しかし、男性にしてみれば子どもが生まれるまでは「頭ではわかっていても」本当には自覚していなかったのです。

すぐに生活を変えることは難しいかもしれません。

産後の女性はホルモンバランスの急激な変化で情緒不安定になることが多くなりますが、パートナーにストレスを感じることが多いと思ったのであれば、出来たらしっかりと2人で向き合ってこれからの家庭について話し合うことが大切。

こうした話し合いをするだけで、パートナーの協力体制が変わってきたり、周囲からのヘルプを申し出てくれる声に寛容になれたりするものですよ。

子ども最優先の中にも「自分優先」の時間を作る

産後は子ども優先になることばかりで、日常の食事やトイレから始まり何から何まで子どもペース…というのは本当に良くある話です。

ただ、これは一個人としてはすごく不健康な状態。

いくら授乳中の母親でも、できたら1日に少しくらい、協力的な環境になる時は1日2時間すらいは自分のことに構う時間を取るのは精神の健康のためにもすごくすごく大事です。

授乳育児をしていると、母乳でもミルクでも「母親だから」という理由で周囲が勝手な母親イメージでママを縛ることがたくさんあります。

しかし、本当に健康に子どもと笑顔の時間をたくさん紡ぐためには、ママ自身が自分に戻れる時間を持つのはとっても重要です。

子どもとの健全な関係を築いていくために、たまにはママも自分のことを優先した時間を過ごして自分を大事にしてくださいね。